webサーバはクラッカーの攻撃対象になりやすいため、信頼できるもの(セキュリティホール等が見つかっても、対応が早いもの)を選ぶ。UNIX互換のOSで動くwebサーバはけっこうあるらしいが、一番多く使われいるであろうapacheにする。
– 広告 –
apacheの日本語サイトに最新版のアナウンスがあるので見ておく。2003/10/30に2.0.48がリリースされている。
インストール
ソースコードのダウンロード
ミラーサイトの一覧の中からサーバを選び、httpd-2.0.48.tar.gzをダウンロードする。サーバ機以外でダウンロードした場合は、ftpでサーバへ送る。
ここから先の作業はrootで行う。
ダウンロードファイルの伸長
ダウンロードしたディレクトリに移る。
以下の操作でダウンロードしたファイルを伸長して、生成されるディレクトリに移る。
tar xzvf httpd-2.0.48.tar.gz
cd httpd-2.0.48
コンパイル
以下の3つのコマンドを実行する。
./configure –enable-mods-shared=most
make
make install
これらはそれぞれ数分かかるのでしばし待つ。
環境設定
apacheを立ち上げる前に、環境ファイルを設定しておく。
/usr/local/apache2/confへ移り、環境ファイル(httpd.conf)のバックアップをとる。
cd /usr/local/apache2/conf
cp -p httpd.conf httpd.conf.org
apacheの環境設定はキーワードとそれの設定値の指定という形で書いていく。
書き直すキーワードと値は以下のとおり。
キーワード | 値や意味 |
ServerAdmin | webサーバの管理者のメールアドレス |
ServerName | ドメイン名 |
AddDefaultCharset | Windowsでコンテンツを作成するときは、Shift_JISに変更しないといけないかもしれない。(詳細はapacheの2byteコードについて を参照) |
テスト
起動してみる
cd /usr/local/apache2/bin
./apachectl configtest
と入力して、
Syntax OK
と出ればよし。続けて、
./apachectl start
で起動する。
ブラウザで確認
ブラウザで http://192.168.1.10の様にapacheが起動しているPCのIPアドレスを入力してapacheの初期画面が表示されればよし。
自動起動
サーバをリブートしたとき自動でapacheが立ち上がるようにしておく。
/etc/rc.d
のディレクトリの
rc.localファイルに
/usr/local/apache2/bin/apachectl start
の一文を入れておく。
コメント