OSのインストール

いろんなことを決めておく

OS以外のものをいつインストールするか

UNIX互換のOSに入れるツール類は

  1. ソースコードをコンパイル
  2. インストール

という手順を踏む。が、RedHat LinuxはRPM(Redhat Package Manager)というツールで、パッケージと呼ばれるファイル群を管理している。
パッケージとは、そのツールをすぐ使える状態のファイル集めたもので、rpmコマンドでアップグレードも簡単にできる。カーネル(OSの核になるもの)もRPMで管理されている。主だったものはOSのインストール時に同時にrpmインストールできる。そして

  • OSのインストール時に指定する
  • コンパイルしてインストールする
  • OSのインストール後にrpmコマンドを使う

のどの方法を採るかであるが、コンパイルしてインストールすることにする。ただし、後でインストールすると環境設定などで手間がかかったりするものやサーバの環境設定や確認に使うものはOSのインストール時に一緒に入れることにする。インストールするものはパッケージグループの選択を参照。

他に決めておくこと

インストール時に指定するものをここで確認しておく。

DNSサーバとゲートウェイのIPアドレス

これらはADSLモデムやブロードバンドルータのマニュアルや取説でLAN側のIPアドレスを調べておく。たいがいは192.168.1.1か192.168.0.1となっている。このIPアドレスをゲートウェイとDNSサーバとして指定する。

自PCのIPアドレスを決める

サーバを公開するには、ポートマッピングと呼ばれる手段を使い、固定のIPアドレスを指定する。デフォルト状態でのIPアドレスはDHCPでの自動設定となっているのでモデムやルータのIPアドレスに合わせて192.168.1か192.168.0で始まるIPアドレスを決めておく。

ハードディスクの割り当て(パーテーション)

とりあえずはインストーラが自動で割り当ててくれるのでそのままでよい。データサーバ(倉庫)にも使いたいときなどは手動で指定する。手動指定はディスクパーティション設定でDisk Druidを選択する。


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インストール本体

RedHatのインストールは......マニュアル本を読んだほうが早いし正確。
インストール時の途中の設定はこうする。

インストールの種類

カスタムインストールを選択する。

ネットワークの設定

ネットワークデバイスの編集ボタンを押して、DHCPを使用して設定をoffにして、IPアドレスを指定する。
ホスト名はお好みで決める。
その他の設定でゲートウェイアドレスとDNSサーバのIPアドレスを指定する。

セキュリティの設定

システム用のセキュリティレベルはにしておく。
また、ファイアウォールの規則はカスタマイズを選択して、侵入の許可はSSHとDHCP以外をONにする。DHCPサーバはADSLモデムやブロードバンドルータに任せる。

パッケージグループの選択

ここではそれぞれのカテゴリについて、インストールするものを選ぶ。

カテゴリ 入れるもの 目的
デスクトップ X Window Systemと、
GNOMEデスクトップ環境
KDEデスクトップ環境のどちらかまたは両方
GNOMEやKDEではOSの各種設定をWindowsみたいにグラフィカルに変更を行える。わりと便利なので入れておく。
アプリケーション エディタ これが無いと設定ファイルの編集ができない。
UNIX標準のviと、お好みでEmacsを入れておく。
グラフィカルインターネット ブラウザを入れておいて、インターネットに繋がるかどうかの確認に使う。
サーバ サーバ設定ツール そのまんま、サーバ設定をするツール群。
メールサーバ 詳細でimapとpostfixのみを選択する。
ネットワークサーバ 詳細でtelnet serverを選択する。
これはLANで繋がってるPCからサーバ機の設定などを変えたいときに使う。
対外的なものではないので、動いていればよしとする。
開発 開発ツールとカーネル開発 コンパイルインストールに使う。
カーネル開発は別に要らない。
システム 管理ツール X Windows上でOSの各種設定を行う。

ログインの種類

インストールの最後のほうにログイン方法として

  • グラフィカル(boot後にGNOMEかKDEが立ち上がる)
  • テキスト

のどちらを使うかの指定があるが、このサーバは立ち上げた後はほとんど操作をしないのでテキストを選択しておく。GNOMEやKDEを立ち上げたいときは、ログインしてから

startx

と打てばよい。

リブート

インストールが終わったらリブートして、設定の確認とLAN上の他のPCから触れるように設定する。

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