webサーバーの構築 其の弐 PHPのインストール

このページは、windowsにapache、PHP、データベースをインストールした手順の記録である。ここは「XAMPPがあるけど使わん!!」という、へそ曲がり、天邪鬼な方用のPHPのインストールのページである。

ダウンロード

PHPはphp.netのページからダウンロードできる。ダウンロードするファイルはダウンロードページ

Win64版…VS16 x64 Thread Safeとある括りのZipファイル
Win32版…VS16 x86 Thread Safeとある括りのZipファイル
になる。これもapacheと同様にOSが64bitか32bitかでダウンロードするファイルが異なる。

インストール

ファイルのコピー

ダウンロードしたらzipファイルを伸長する。ディレクトリ「php-8.1.0-Win32-vs16-x64」が作られる。このディレクトリの中のファイルとディレクトリの中身全部を「事前に決めておくこと」で決めておいたphpのインストール先にコピーする。

PHPの設定ファイルの編集

phpをインストールしたディレクトリ内に「php.ini-production」があるのでこれをコピーしてphp.iniファイルを作る。このphp.iniファイルを編集していく。

extension_dirの有効化

765行目の「;extension_dir = “ext”」の先頭の;を取って有効化する。

日本語利用の有効化

928行目の「;extension=mbstring」の先頭の;を取って日本語利用を有効化する。

文字コードの版別の優先順位の指定

1672行目の「;mbstring.detect_order = auto」を

mbstring.detect_order = UTF-8,SJIS,EUC-JP,JIS,ASCII

と書き換える。autoのままだと優先順位が不明なため、明示する。

apacheの設定

httpd.confの設定

apacheをインストールしたディレクトリ内の「conf/httpd.conf」ファイルにPHPの定義を追記する。

PHPIniDir "e:/php/php-8.3.6"
LoadModule php_module "e:/php/php-8.3.6/php8apache2_4.dll"
AddHandler application/x-httpd-php .php

1行目と2行目の「e:/php/php-8.3.6」のところはPHPをインストールしたドライブとディレクトリを指定する。

apacheの再起動

apacheの設定を更新したのでapacheを再起動する。

コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げて、

httpd -k restart

と入力する。

apacheのテスト

PHPが正常にインストールできて、apacheと連動しているのを確かめる。

apacheをインストールしたディレクトリ内の「htdocs」内にテスト用のファイルを作る。ファイルの内容は

<?php phpinfo(); ?>

の1行でよい。ファイル名は任意で良いが、拡張子を「php」とすること。

ブラウザで

http://localhost/ファイル名

と入れてPHPの設定の一覧表が表示されればヨシ!

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