webサーバーの構築 其の弐 PHPのインストール

このページは、windowsにapache、PHP、データベースをインストールした手順の記録である。ここは「XAMPPがあるけど使わん!!」という、へそ曲がり、天邪鬼な方用のPHPのインストールのページである。

事前に決めておくこととやっておくこと

phpのインストール先を決めておく。今回はc:\phpにする。cドライブにphpディレクトリがなければ作っておく。

ダウンロード

PHPはphp.netのページからダウンロードできる。ダウンロードするファイルはダウンロードページ
VS16 x64 Non Thread Safe (2024-Apr-10 15:14:02) または VS16 x64 Thread Safe (2024-Apr-10 15:13:46)  とある括りのzipファイルになる。

インストール

ファイルのコピー

ダウンロードしたらzipファイルを伸長する。伸長するとディレクトリが作られる。必要であればこのディレクトリ名を変更しておく。今回はphp-8.3.6にする。
伸長した時に作られたディレクトリを「事前に決めておくこと」で決めておいたphpのインストール先にコピーする。
必要であればこのディレクトリ名を変更しておく。今回はphp-8.3.6にする。
これらの操作後、c:\php\php-8.3.6の中にディレクトリやファイルがある状態になる。

PHPの設定ファイルの編集

phpをインストールしたディレクトリ内に「php.ini-production」があるのでこれをコピーしてphp.iniファイルを作る。このphp.iniファイルを編集していく。

extension_dirの有効化

「;extension_dir = “ext”」の先頭の;を取って有効化し、”ext”を”c:/php/php-8.3.6/ext”と書き換える。extのままでも良いが、フルパスにしておく。

日本語利用の有効化

「;extension=mbstring」の先頭の;を取って日本語利用を有効化する。

文字コードの版別の優先順位の指定

「;mbstring.detect_order = auto」を

mbstring.detect_order = UTF-8,SJIS,EUC-JP,JIS,ASCII

と書き換える。autoのままだと優先順位が不明なため、明示する。

apacheの設定

httpd.confの設定

apacheをインストールしたディレクトリ内の「conf/httpd.conf」ファイルにPHPの定義を追記する。

PHPIniDir "c:/php/php-8.3.6"
LoadModule php_module "c:/php/php-8.3.6/php8apache2_4.dll"
AddHandler application/x-httpd-php .php

1行目と2行目の「c:/php/php-8.3.6」のところはPHPをインストールしたドライブとディレクトリを指定する。

apacheの再起動

apacheの設定を更新したのでapacheを再起動する。

コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げて、

httpd -k restart

と入力する。

apacheのテスト

PHPが正常にインストールできて、apacheと連動しているのを確かめる。

apacheをインストールしたディレクトリ内の「htdocs」内にテスト用のファイルを作る。ファイルの内容は

<?php phpinfo(); ?>

の1行でよい。ファイル名は任意で良いが、拡張子を「php」とすること。

ブラウザで

http://localhost/ファイル名

と入れてPHPの設定の一覧表が表示されればヨシ!

更新記録:
2024年5月1日 php 8.3.6用に更新

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